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20110313-帰宅困難者組

2011/03/13 7:05 に tomoaki miura が投稿   [ 2011/06/25 23:04 に更新しました ]
金曜日は18時くらいに日本橋を出発し、同僚と2人で歩きました。帰宅困難者仲間でいっぱいで割と楽しかったです。


途中、いろいろ印象的な光景を見かけました。

両国の吉野家が閉店していました。24時間営業なのに。お店の周りは「警視庁」と書いてある黄色いテープで囲ってあり店内の照明は消えていて店員はいない様子。中をのぞくと、レジの液晶の電気がつきっぱなしでカウンターは食事を提供した食器やビールなどが出しっぱなしでした。なんだかよくわからないけど「何かがあった感」がいっぱいでした。

また、いろいろなところで並ぶ人々を見ました。コンビニ(トイレ?)、公衆電話、自転車屋など。公衆電話は携帯がつながらないからなのか無料だからなのかよくわかりませんが、携帯電話を片手に並ぶ人を多く見かけました。

あと、外壁が剥がれ落ちて危険な状況になっている建物や、酒屋さんで商品のお酒がたくさん割れているお店、「休憩所としてご利用どうぞ」と開放している飲食店、ヘルメットや防災頭巾をかぶって歩く人々、橋につながる車道の坂道を歩道として歩く人々、などなど。

非常に印象的だったのは車列。蔵前橋通りに入ってから1時間ほど歩きましたが私が歩いている間、ほとんど自動車は進んでいませんでした。私が1時間で5km進んだ間に、車はおそらくトータルで100mも進んでいなかったのではないかと思います。言い過ぎかもしれません。実際はどうかよくわかりませんが、歩いたほうがはるかに速い、そんな状況でした。この状況でタクシーに乗ろうとする人は何を考えてるんだろうかと思いました。ただ一方で、歩ける人間は4時間でも6時間でも歩けばいいけれど、高齢者や歩行に問題のある障害者はどうするんだろうと少し考えました。


両国を過ぎて少しいったくらいで同僚と別れ、残りの半分はひとりで歩き、結局ちょうど2時間ほどで家にたどり着きました。帰宅時刻は20時。結果としておおむねいつもどおりの感じになりました。あとでgoogleマップで計測したら10kmくらい(9.8km)で2時間1分と、実際に歩いた時間と一致しました。ただ、私はかなり早歩きだったのと、途中軽いランニング状態もあったので普通に歩いていたらあと30分から1時間近くは余計にかかったのではないかと思います。

いつも走っている距離からしたら短いし、走っているから大丈夫だと思っていたのですが、歩いているとひざの後ろ側につるような違和感を感じました。走るのは慣れているけど歩くのに離れていないということなのでしょうか。このくらい余裕だと思っていたのにショックでした。運動不足ではなく、荷物を持った状態で革靴で走った事が原因だと思いたいです。


家に帰ってから知ったことですが、多くの学校や公共施設が帰宅難民の休憩・宿泊所として解放されていたようで、利用する体験をしたかったなぁ等と後で思いました。でも帰宅困難者経験だけでも後で語れるネタになるいい経験になったと思います。
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