HDMIコントロール

テレビとHDDレコーダー間などでHDMIケーブルを使用して接続している場合に、機器間を相互に制御すること。またその機能。

例えばテレビ・HDDレコーダーの両方でこの機能をONにすると以下のことが出来ます。
  • HDDレコーダーの電源をONにするとテレビの電源もONにする (テレビ側の機能)
  • HDDレコーダーの電源をONにするとテレビの入力をHDDレコーダー用に切り替える (テレビ側の機能)
  • テレビの電源をOFFにするとHDDレコーダーの電源もOFFにする (HDDレコーダー側の機能)

SHARP独自の言葉に「ファミリンク」があります。これは基本的にはHDMIコントロールを利用し、より幅広く制御できるようにした機能です。しかし、当然のごとくSHARPの機器間でしか使えない独自機能となっており、汎用性が低くなっています。
似た言葉に「i.Link」があります。こちらはIEEE1394ケーブルを使用しての転送方法で、この件とは関係ありません。


私の自宅ではSONYのHDDレコーダー(BDZ-T70)とSHARPの液晶テレビをHDMIケーブルで接続して使用しています。ある日、HDDレコーダーをいじくっていると「HDMIコントロール」なる機能があることに気付きました。画面上の説明としては「HDMIで接続されたテレビと本機を連動して操作することができる」とだけしか書いていませんでした。マニュアルにもこれ以上の情報は何も書いおらず、説明からは「連動して操作」の具体的な内容を知ることは出来ませんでした。

しかし、とりあえずこの機能をONにしてしばらく使ってみたところ、テレビの電源を切るとHDDレコーダーの電源も勝手に切れることが分かりました。逆に、HDDレコーダーの電源を入れるとテレビの電源も入るのだろうと思い試してみたのですがダメでした。次にテレビ側もいろいろいじってみたところ、同じような設定を発見しこれをONにしてみたところ、HDDレコーダーの電源を入れるとテレビの電源も入るようになりました。※ちなみにSHARPの液晶テレビ側の説明は分かりやすく書いてありました。

まとめると、この機能をONにするとその機器自体が外部からのHDMI経由の信号を受け取ることが出来る、ということです。原理を考えれば当たり前かもしれません。なので、「相互に制御」をしたい場合には、双方の機器のHDMIコントロールをONにする必要があります。