I/Oその他のバイト数


PCの動きが鈍くなったときに、HDDのアクセスランプがほぼ常に点滅(というか点灯)していたので、タスクマネージャーの項目を増やしていろいろ試していたところ「I/Oその他のバイト数」というものが増えているプロセスがあり気になりました。HDDへの書き込みでも読み込みでもない…?意味が分かりませんでした。マイクロソフトのヘルプのサイトにはこんな説明があります。

I/O その他 
ファイル、ネットワーク、デバイスの I/O など、プロセスによって生成される入力/出力操作のうち、読み取りでも書き込みでもない操作の数です。このような操作の例としては、制御機能が挙げられます。CONSOLE (コンソール入力オブジェクト) のハンドルに転送された「I/O その他」操作はカウントされません。

…この説明では、意味がまったく分かりませんでした。


しかし、自分でいろいろ試していて一応なんとなく分かりました。

例えば、以下のケースで「I/Oその他のバイト数」がぐんぐん増えます。
  • フォルダの右クリックでプロパティを表示した際に、配下のフォルダ数・ファイル数・トータルのサイズを集計している時(激しく上昇)
  • コマンドプロンプトから「dir C:\*.EXE /b /s」などとコマンドを実行した場合(極めて激しく上昇)
  • エクスプローラーを開いてサブフォルダやファイルの一覧を表示した場合(この場合は少しだけ)
これらは、ファイル数・ファイルサイズの集計や、フォルダ名・ファイル名の表示をしているだけなので、確かにファイルへの書き込みでも、ファイルの中身を読むのとも違います。このような場合に「I/Oその他のバイト数」が増えます。

さらに実はエクスプローラーは何もしなくてもほんの少しずつ「I/Oその他のバイト数」が増えています。これは理由がよくわかりません。しかしHDDのアクセスランプ上は分からない程度なので問題ではないでしょう。これ以外にもあると思いますが、上記のような操作や動作で「I/Oその他のバイト数」が増えるということがわかれば十分かと思います。