KURENAIランチャのログ

KURENAIランチャは、タイマー、カレンダー、クリップボードビューアー内臓のランチャ。使い勝手がよく、私は個人的に10年以上使用しています(個人的には、無人島にもっていくものに挙げたいくらいお勧めです)

KURENAIランチャは以下のログやデータファイルを(通常は)インストール先(デフォルトでは「C:\Program Files\KURENAI」)に書きます。
  • startstop.txt
  • kurenai.log
  • ClipData.dat

しかし私の環境である日を境に、startstop.txtログに書き込まないという問題が発生しました。KRENAIランチャを一旦落とし、再起動するときちんとログに書き込みます。しかし、WindowsXPの起動時のKURENAIランチャの起動時には書き込みません…。


2009年末から問題が発生し、長らく悩んでいたのですが、2011年5月にようやく原因が分かりました。実際には「書き込まない」のではなく「書き込み場所が変わっていた」のでした。

もとの場所に書き込まなくなったあたりから、私はWindows起動時に同時に起動するアプリを「スタートアップ」フォルダの管理から、起動するファイルをバッチファイルに記述し管理するように変更していました。バッチファイルで管理することにより、例えば自宅と会社で同じ環境にしやすいとか、時間差起動が可能になるなどいくつかのメリットがあるからです。

KURENAIランチャでは、ログなどのファイルをプログラム起動時の作業フォルダに出力されるようになっているようで、私が起動プログラムの管理をバッチファイルで管理するようにした結果、Windows起動時にはKURENAIランチャの作業フォルダが起動元のバッチファイルがあるフォルダに変更になってしまい、そこに書き込むようになっていたようです。

ちなみにKURENAIランチャのショートカットを確認したところ、作業フォルダが「C:\Program Files\KURENAI」と指定されていました。


今回の問題はKURENAIランチャという個人作成のフリーソフトで発生した問題です。しかし、アプリの作りによっては他のアプリでも同様の問題が発生しうると思います。可能性は少ないと思いますが、同様の問題に直面した人のためにメモしておきます。