IT Leader 2011/02最前線・抜粋 過大なプレッシャーが生産性を著しく低下させる 知的労働者で構成された健全な組織は元来、モチベーションが高い。アサインされた業務を完成させることの満足感や動機付けになっており、自ら生産性を高めようとする意識、つまりモチベーションが存在する。 そこへプレッシャーをかけると、残っているわずかな無駄の削減や長時間労働という行動によって短期的には生産性が上がる。 ところが、さらにプレッシャーを強めると急激にモチベーションが低下して生産性は落ちていく。中長期的な影響も大きい。 例えば、後進の育成や組織内でのコミュニケーションの時間など"無駄"とした時間が削減される結果、人材の流出や士気の低下を招くことになる。 長期間にわたり過大なプレッシャーをかけられストレスが蔓延した組織では人はプレッシャーをかわすために見せ掛けのやる気に走るようになる。不要不急な作業を作り、集中力の無い非効率な長時間労働を行い、忙しいという言葉を連発する。 管理者は今一度こうした立場に立ち、自ら生産性を高めようとする意識であるモチベーションの維持を阻害する要因の除去に最大の関心を払うべきだ。 ※あぁ、あのプロジェクトはこれに該当するのかな…などと思った。 |
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