MS-IME2003で「かえりち」で変換しようとすると「返り血」がトップに出て、かつ「返り値」という言葉がでることはない。「かえりち」という言葉はMSでは認めていないらしい。 ちなみにgoogleでの検索結果はこんな感じ(2011/03/28現在)。 返り値: 450,000 件 戻り値:1,430,000 件 その差3倍。しかし実際に中身を見てみると、「戻り値」でヒットするページは素直に戻り値単独で使われているページばかりですが、「返り値」でヒットするページは「どちらの使い方が正しいのか」という言葉の妥当性を問う内容であったり「返り値とも言う」という付記でヒットしていたりと純粋な結果とはいえない内容でした。 そこでより精度を高める為に、お互いの単語を排除する検索を行ってみました。すると以下の結果になりました。 返り値(戻り値を排除): 398,000 件 戻り値(返り値を排除):1,390,000 件 約3.5倍。こんなもんでしょうか。 「返り値」と読むこともあると付記してある辞書や、「返り値」が正しいと強弁する個人HPも見受けられます。しかし、現実のIT業界では「戻り値」という言葉を使用するケースが多数を占めています。一方で「返り値」を明確に誤用とする根拠も見当たりません。「返り値」は「戻り値」の方言、くらいに捉えるのが妥当なのかもしれません。 なんにせよ現代のIT業界では「戻り値」を使うことが多いので、それに従うのが無難です。 |