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追証(ついしょう)

本当の読みは「おいしょう」。FX・先物・株信用取引など証拠金ベースで取引を行なうリスクの高い金融取引において、予想が外れて評価資産が目減りしてきたときに、証券会社などに請求される追加の証拠金。FX・先物・株信用取引などが「取引に使っている以上の金額負けることがある」といわれるゆえん。

本来は顧客保護の観点から導入された仕組みで、取引を継続するか証拠金を追加して取引を継続するかを明確に意思確認するための仕組みである。しかしこれが機能するのは、相場が比較的ゆっくり動いていて取引可能な状態である場合であり、相場が激しく動いている場合や、ストップ高・ストップ安が連日続き実質取引が出来ない場合には、なすすべなく証拠金以上の損失が発生することになる。

「追加証拠金(ついかしょうこきん)」の略だからそう読んでしまう人がいてもおかしくないかもしれません。しかし「ついしょう」と発音した場合、約定を「やくてい」と読んだ場合と同じくらい伝わりません。